起訴命令とは? わかりやすく解説

起訴命令

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 08:51 UTC 版)

民事保全法」の記事における「起訴命令」の解説

債権者保全命令取得したのに本案訴え提起しない場合には、保全命令発した裁判所は、債務者申立てにより、債権者対し一定の間内本案訴え提起証する書面提出するか、既に本案訴え提起している場合にはその係属証する書面提出するよう命じる(371項)。これを講学上「起訴命令」と呼ぶ。 債権者が、裁判所指定した間内前述各書面を提出しない場合(同条3項)または提起して取り下げられもしくは却下され場合(同条4項)には、裁判所は、債務者申立てにより、保全命令取り消さなければならない(同条3項)。 債務者は、債権者による一方的な疎明により本案訴訟まで一定の権利制限を受けることになり、不安定な立場置かれることになる。起訴命令の申立ては、債務者側からこのような不都合不安定な状況打破する手段となるものである

※この「起訴命令」の解説は、「民事保全法」の解説の一部です。
「起訴命令」を含む「民事保全法」の記事については、「民事保全法」の概要を参照ください。

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