資格・武階と法階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 18:23 UTC 版)
少林寺拳法の有段者資格は、拳の修行の進捗の度合いを示す武階と、これに精神面での成長度を加えた拳禅一如の修養の段階を示す法階の2種類がある。 また、財団法人のみに加入の中学・高校・大学等(袖章が青)の拳士は、本山講習会受講もしくは武専入学するまでは、法階を与えられない。有段者は一般的に下記のように呼称される。 例:准拳士初段 例では、「准拳士」が法階で、「初段」が武階を指しており、下記のように昇格していく。 准拳士 初段 → 少拳士 二段 → 中拳士 三段 → 正拳士 四段 → 正拳士 五段 → 大拳士 五段 → 大拳士 六段 → 准範士 六段 → 准範士 七段 → 正範士 七段 → 正範士 八段 → 大範士 八段 → 大範士 九段 師家 ※現在は「師範」という法階は使われていない。なお、「師家」とは少林寺拳法グループの総裁のみの役職である。 道院・支部の役職は、道院長・支部長の組織長とこれらを補助する副道院(支部)長・道場長・助教・助士がある。支部長になるには五段以上の武階、道院長になるには大拳士五段以上の武階および法階の資格と、宗教法人金剛禅総本山少林寺の僧階である大導師以上の資格が必要となっている。助士は准拳士以上、副道院長・道場長・助教は中拳士三段以上で、その他の条件を満たす者の中から指導者としてふさわしい者が任命される。
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