貯蔵(ちょぞう)
蒸留後の原酒を熟成させ香味の調和をはかるとともに出荷のため貯えておくこと。または原料をその最適条件下に置き保存すること。焼酎は暑い夏場を避け、秋から冬の寒い時期に製造されてきた。幕末の察摩の奇書『大石兵六夢物語』に「時は募春(ぼしゅん)、焼酎も今が飲み頃」とみえるが、寒冷な冬を経て製造から数か月たったものがうまいことを当時の人も知っていた。また沖縄の古酒(くーす)のように何十年もかめで貯蔵するものもある。最近は冷却設備が普及し、暑い時期でも焼酎製造が可能になってきたが、壺埋(つぼい)けなどで一時的に貯蔵するだけで、原料の長期保存ができず収穫時期の限られているイモ焼酎は現在もなお冬場短期間の製造にしぼられている。製品の出荷は一年を通じて行われるので、販売量の割に大きな貯蔵能力が必要となる。
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