豆腐小僧と一つ目小僧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 00:40 UTC 版)
一つ目小僧も、江戸時代の草双紙やおもちゃ絵の類では豆腐を持っている絵が多く描かれており、かるたなどに広く見られる一つ目小僧が豆腐を持つ絵(「舌出し小僧の豆腐なめ」などの読み札が見られる)や、「豆腐屋の裏は一つ目小僧なり」といった川柳、「笠のうち眼(まなこ)は一ツ賽(さい)の目の奴にも化す豆腐小僧は」という狂歌もあり、両者の境界線は曖昧であったとも言える。 この点から、豆腐小僧は一つ目小僧の異名にすぎないという考察も見られるが、「豆腐小僧」と具体的に称される例の中には明らかに一つ目でない例も多いことからの否定や、豆腐小僧は一つ目小僧とは別に独立して誕生した存在だとする主張もある。いずれにしても豆腐小僧の出自や当時の位置付けについては不明な点は未だ多く、考察上では断定出来ない面が多い。
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