諸行無常
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 16:25 UTC 版)
諸行無常(しょぎょうむじょう、巴: sabbe saṅkhārā aniccā、सब्बे संखारा अनिच्चा)は、仏教用語で、この世の現実存在(森羅万象)はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないことをいう。「諸行」とは因縁によって起こるこの世の現象(サンカーラ)を指し、「無常」とは一切は常に変化し、不変のものはない(アニッチャ)という意味[1]。
- ^ a b c アルボムッレ・スマナサーラ『無我の見方』サンガ、2012年、Kindle版、位置No.全1930中 869-921 / 45-48%。ISBN 978-4905425069。
- ^ a b 「大智度論」『SAT大正新脩大藏經テキストデータベース』第25巻、東京大学大学院人文社会系研究科、No.1509, 0222a27、2018年 。
- ^ 故事ことわざ辞典
- ^ アルボムッレ・スマナサーラ『無我の見方』サンガ、2012年、Kindle版、位置No.全1930中 1501-1522 / 78-79%。ISBN 978-4905425069。
- ^ 岡本英夫「雪山童子の求道」(PDF)『まなざし』第26号、沖縄聞法通信、2001年4月、1-17頁、2016年1月29日閲覧。
- ^ a b c 『諸行無常偈』 - コトバンク
- ^ 『学大国文』 32巻、大阪教育大学国語教育講座・日本・アジア言語文化コース、1989年2月、65頁。doi:10.11501/6023483。
- ^ 箕輪香村、高橋哲也『鉄道職員採用試験問題模範解答集 中等学校卒業程度』文憲堂書店、1935年、28頁。doi:10.11501/1025664。
諸行無常と同じ種類の言葉
仏教に関連する四字熟語 | 唯我独尊 他力本願 諸行無常 二河白道 摂取不捨 |
北本涅槃経に由来する四字熟語 | 諸行無常 |
Weblioに収録されているすべての辞書から諸行無常を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から諸行無常 を検索
- 諸行無常のページへのリンク