詰将棋での合駒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 18:15 UTC 版)
△持ち駒 残り全部 ▲持ち駒 香歩4図2 大橋宗桂『象戯力草』第九十番 詰将棋でも、合駒を題材とした作品がある。 玉方に限定的な合駒をさせ、それを取って持ち駒として利用したり、合駒によってあらかじめ逃げ道を塞ぐなど色々利用できる。合駒には歩・香・桂のような弱い駒が使用されることが多いが、その後の手順を考慮した上で別の駒を使用することも多い。 図2は中合を生かした趣向作のもっとも古いもののひとつで、初手▲2九香に対し△2三銀の中合が、最善の受けとなる。この詰将棋を改作したものが大道詰将棋の「香歩問題」として、いくつも制作されている。 一つの駒に対して何度も合駒する連合(れんあい)や、手順の中に飛角金銀桂香歩の7種類の合駒が登場する七種合(ななしゅあい)などと呼ばれる趣向を持った作品も発表されている。
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