詠春拳王・梁贊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 15:00 UTC 版)
対外的に詠春拳を伝授するようになったのは、紅船戯班の黄華寶・梁二娣から四川梅花拳、蛇形洪拳、古伝の永春拳など各種南派少林拳を授かった「詠春拳王」と呼ばれた佛山の武術家、梁贊(1826~1901)からである。梁贊は広東省佛山の筷子街で「贊生堂」という名の漢方薬店及び診療所を生業として、佛山の人々から「佛山贊先生」と親しまれていた。この拳法が古伝の永春拳から言偏の付いた「詠春拳」と呼ばれるようになったのは、小念頭、尋橋、標指の三套路に制定したこの梁贊の頃であるが、梁贊自身は生涯、詠春拳の武館を構えることはなく、詠春拳を伝えたのは自分の息子と僅かな弟子だけであった。
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