設置・運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 02:03 UTC 版)
NDB局の多くは50W以上の出力をもち、中には2kW以上の局もある。出力が大きければ遠くから受信することはできるが、中波は超短波に比べ直進性が低いため、山などの回込みやマルチパスによる誤差には注意を要する。この点は超短波を利用したVORと逆のメリット・デメリットになる(超短波は直進性は強いが回込みが起きにくいため山の陰では受信できない。)。 他の航法技術の発展に伴い、無線局は順次廃止されてきており、日本国内に2004年1月時点では、国土交通省管理施設が54ヶ所あったが、2006年1月には46ヶ所、2011年3月には25ヶ所となった。 軍事用としては友軍機の航法支援として、無線設備をトラックなどに搭載して任意の地点に接地できるモバイルNDBが利用されており、陸上自衛隊では航法援助装置 JMRM-A2を保有している。
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