言問の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 08:53 UTC 版)
「言問」という名称は在原業平の詠んだ、 名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと という歌に因むといわれている。しかし、実際にこの業平の故事があったとされている場所は現在の白鬚橋付近にあった「橋場の渡し」でのことであり、言問橋近辺には地名としては存在していたわけではないため、多くの説がある。 有力な説としては、1871年(明治4年)の創業でこの地に現在もある言問団子の主人(もとは植木職人の外山佐吉(1817年~1886年)という人物)が団子を売り出すにあたって、隅田川にちなむ在原業平をもちだして「言問団子」と名づけ、人気の店となったことからこの近辺が俗に「言問ケ岡」と呼ばれるようになり、それにあわせて業平を祀ったことに由来するというものがある。
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