親核種・生成 [編集]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/15 14:27 UTC 版)
「テルル128」の記事における「親核種・生成 [編集]」の解説
128Teの親核種には128Iと128Sbが知られている。両者および128Sbの親核種のいずれもが短命な核種であり、人工的に生成される放射性同位体である。128Iは半減期24.99分をもってその6.9%が陽電子放出によって128Teに崩壊する。ちなみに残りの93.1%はベータ崩壊によって128Teと同じ128Xeへと崩壊する。128Sbは半減期9.01時間をもって100%がベータ崩壊によって128Teに崩壊する。 また、128Teには核異性体である128mTeが存在し、半減期0.0000037秒を持って核異性体転移によって128Teへと崩壊する。 また、原子炉や核兵器において中性子線による核分裂反応で生じる核分裂生成物の1つでもある。235Uでは1.7×10-6、239Puでは4×10-7の確率で発生する。
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