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西貞一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 13:17 UTC 版)

西 貞一
西貞一(1932年)
選手情報
国籍 日本
競技 陸上競技短距離走
種目 200m400m
所属 朝鮮総督府鉄道
大学 同志社大学
生年月日 (1907-08-31) 1907年8月31日[1]
生誕地 日本 京都府[1]
没年月日 (2001-02-03) 2001年2月3日(93歳没)[1]
自己ベスト
200m 21秒2(1933年)[1]
400m 49秒2(1933年)[1]
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西 貞一(にし ていいち、1907年8月31日 - 2001年2月3日)は、日本の陸上競技選手(短距離走)、実業家同志社大学在学中[2]の1932年、ロサンゼルスオリンピック200m走4×400mリレーで出場。日本陸上競技選手権大会の400m走で優勝3回。第二次世界大戦後に、陸上競技用具等のメーカーであるニシ・スポーツを創業した。

経歴

京都市生まれ[1]京都市立第二商業学校卒業後[3]同志社大学に進学。

同志社大学在学中、1929年(昭和4年)に日本陸上競技選手権大会の400m走で優勝(51秒4)[4]。1931年(昭和6年)には日本陸上競技選手権大会400m走で2度目の優勝(50秒2)[4]

1932年ロサンゼルスオリンピックの日本代表に選ばれ、男子200メートル走と男子4×400mリレーに出場した。200メートル走では2次予選落ち[注釈 1]。4×400mリレー(中島亥太郎増田礒大木正幹・西貞一)ではアンカーを務め、5位入賞[5][6]。同志社大学出身者としては初のオリンピック選手である[注釈 2]

同志社卒業後は朝鮮総督府鉄道に勤務。1933年(昭和8年)には日本陸上競技選手権大会400m走で3度目の優勝を果たした(50秒5)[4]

1951年、東京都新宿区でスポーツ用品店を開業[8]、のちに陸上器具メーカー「ニシ・スポーツ」となる[8][9]

脚注

注釈

  1. ^ 公式記録では「記録なし」。Sports Referenceによれば、2次予選4組で5位(22秒1)であったという。
  2. ^ 同大会には水泳で同志社高女の横田みさをも出場している。「同志社出身者」としては西と横田が初のオリンピック選手である[7]

出典

  1. ^ a b c d e f Teiichi Nishi Olympic Results”. Sports Reference LLC. 2020年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月16日閲覧。
  2. ^ 中澤篤史 2010, p. 41.
  3. ^ オリンピック派遣陸上代表選手」『日伯新聞』1932年8月11日、4面。2021年3月15日閲覧。
  4. ^ a b c 過去の優勝者・記録 男子400m”. 日本陸上競技連盟. 2021年3月15日閲覧。
  5. ^ オリンピック入賞者 第8回~第11回(1924~1936)”. 日本陸上競技連盟. 2021年3月16日閲覧。
  6. ^ 大会別日本代表選手 入賞者一覧 > 1932年ロサンゼルス大会”. 日本オリンピック委員会. 2021年3月16日閲覧。
  7. ^ オリンピック出場者”. 同志社スポーツユニオン. 2021年3月15日閲覧。
  8. ^ a b 沿革”. ニシ・スポーツ. 2021年3月15日閲覧。
  9. ^ 「挑戦者たち(5)より遠く 鉄球に込めた技」『朝日新聞』2019年1月7日。2021年3月15日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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