西出和彦の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 10:19 UTC 版)
「パーソナルスペース」の記事における「西出和彦の定義」の解説
西出は対人距離をつぎのように分類している(松原らから引用)。 排他域 50 cm 以下。絶対的に他人を入れたくない範囲で、会話などはこんなに近づいては行わない。 会話域 50 cm - 1.5 m。日常の会話が行われる距離である。 このゾーンに入ると会話することが強制的であるような距離圧力を受ける。すなわち会話なしではいられない。もし会話がないときは何らかの「居ること」の理由を必要とする。 近接域 1.5 - 3 m。普通、会話をするためにこのゾーンに入るが、会話をしないでこのゾーンに居続けることも不可能ではない。距離圧力としては微妙なゾーンであり、しばらく会話なしでいると居心地が悪くなる距離である。 相互認識域 3 - 20 m。このゾーンでは、知り合いであるかどうかが分かり、相手の顔の表情も分かる。普通、挨拶が発生する距離である。特に、3 - 7 mの距離では、知り合いを無視することはできない。
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