襲について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/05 00:29 UTC 版)
『釈日本紀』では「襲」は「山襲重之義」だとしている。 本居宣長は『古事記伝』で、国産みでてくる熊襲国は曾国のことで、これは天孫降臨の「襲」のことであり、更に熊襲のことだとしている。 飯田武郷は『日本書紀通釈』で日本書紀の景行天皇の記述を基に、「襲」は熊襲のこととしている。 喜田貞吉は、「ソ」という地名は各地に多数あること注意を要するとしている。 日本書紀に「日向の襲の高千穂の峯に天降ります」とあるが、同じく日本書紀の景行天皇13年5月条に、「襲国平定」と記されてある。「襲国（曽国）」とは古代の南九州に居住した熊襲 (球磨贈於) といわれ、後に隼人と呼ばれた人々の本拠地とされる。
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