裏声で歌へ君が代とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 裏声で歌へ君が代の意味・解説 

裏声で歌へ君が代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/14 15:24 UTC 版)

裏声で歌へ君が代
著者 丸谷才一
イラスト アントニオ・ロペス
発行日 1982年8月25日
発行元 新潮社
ジャンル 小説
日本
言語 日本語
形態 上製本(函入)
ページ数 517
ウィキポータル 文学
[ ウィキデータ項目を編集 ]
テンプレートを表示

裏声で歌へ君が代』 (うらごえでうたえきみがよ)は、丸谷才一長編小説

概要

1982年8月25日新潮社より「純文学書下ろし特別作品」として刊行された。装丁と国旗デザインは和田誠。カバー装画はアントニオ・ロペス[1]1990年7月25日新潮文庫で文庫化された。2014年6月10日刊行の『丸谷才一全集』第4巻(文藝春秋)に収録された。

単行本の函(裏)には丸谷の次の言葉が付されている。

「政治的人間といふ言葉がある。政治が人生のいちばん大事な主題である人間、といふ意味だらう。わたしは政治的人間ではない。しかし、そんな人間にこそ政治は襲ひかかるし、あるいは、そんな人間ほど、政治に襲ひかかられたと感じられるものらしい。すくなくともわたしは幼いころからずつと、そんなふうに感じて鬱陶しい思ひをしながら、現代史とつきあつてきた。(中略) つまりこれは非政治的人間の書いた政治小説である。蝶の嫌ひな男は蝶類図鑑は編まないけれど、小説家にはそんな態度は許されないのだから仕方がない」[2]

作中人物の洪圭樹のモデルは、廖文毅である[3]

あらすじ

脚注

  1. ^ 1943年に生まれ1987年に他界した米国のイラストレーター。スペインの画家のアントニオ・ロペス・ガルシアとは別人である。
  2. ^ 『丸谷才一全集』第12巻、文藝春秋、2014年9月10日、510頁。
  3. ^ (序破急)丸谷才一と台湾独立運動 国際社説担当・村上太輝夫:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. 2024年1月29日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「裏声で歌へ君が代」の関連用語

裏声で歌へ君が代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



裏声で歌へ君が代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの裏声で歌へ君が代 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS