表紙裏の反故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 16:00 UTC 版)
「早稲田大学本源氏物語」の記事における「表紙裏の反故」の解説
本写本を多数の反故を表紙裏に含んでおり、これらの反故は江戸時代初期の写本制作事情を知ることが出来る貴重な資料になっている。反故の中には本写本の書写と同筆の「源氏物語」の反古が複数含まれていることから、現在附されている表紙は書写と同時に作成されたものであることがわかる。また反古に使用されている文書(柏木)の中に三条西実枝没後の慶長9年(1604年)に成立した『兵主大明神縁起』についての記述があるため三条西実枝による全帖一筆書きとされているが、三条西実枝筆ではないと考えられる。
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