表示の芸術と体験の芸術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 15:24 UTC 版)
「コンスタンチン・スタニスラフスキー」の記事における「表示の芸術と体験の芸術」の解説
詳細は「スタニスラフスキー・システム」を参照 スタニスラフスキーは、演劇において芸術と呼ぶことが出来るのは表示の芸術と体験の芸術であるとした。表示の芸術とは役の感情と動作を形で示すことであり=役を演じることである。対して体験の芸術は役の感情を心で体験することであり=役になりきることである。スタニスラフスキーは体験の芸術を重視しスタニスラフスキー・システムを作り上げている。もっとも表示を必要としない、としたわけでないため演じることを忘れるわけではない。表示の芸術のように役を演じる俳優の代表例として、フランスのブノワ・コンスタン・コクラン(1841~1909)や18世紀フランスの女優ル・クレロンがいる。体験の芸術のように役になりきる俳優としてはスタニスラフスキー以外に、19世紀イギリスのヘンリー・アーヴィングや18世紀フランスの女優デュメニル、イタリアの老トマゾ・サルヴィーニ(1829~1915)がいる。
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