行為者-観察者バイアス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:45 UTC 版)
「帰属バイアス」の記事における「行為者-観察者バイアス」の解説
行為者-観察者バイアス(Actor-Observer bias)は根本的な帰属の誤りの延長として考えられている。これによると人々は、他者の行動については気質要因を過大評価することに加えて、自分の行動の気質要因を過小評価し、状況要因を過大評価する傾向がある。たとえば勉強する学生は、状況要因(「試験が近づいている」など)を中心に行動を解釈し、自分以外の学生たちについては気質要因(「野心的で勤勉」など)を中心に解釈している。 このバイアスは1971年に Edward E. Jones と Richard E. Nisbett らにより提案され、「俳優は行動の原因を状況に内在する刺激に帰する傾向があり、観察者は行動を俳優の安定した気質に帰する傾向がある」と述べている
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