血液と病原体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 14:50 UTC 版)
病原体が体内で広がるにも血液を経由するものもある。血液そのものを住みかとする例(マラリア原虫など)もある。また、血液は普通は体外に出ないはずだが、実際には吸血動物を通じて人から人への移動が可能である。このような感染経路を持つ伝染病は数多い。ヒトの場合にもペストやマラリアなど重要な伝染病が多い。このような感染経路をベクター感染という。それらの多くは衛生面の進歩によって先進国では姿を消しているが、そうでない国も多い。 それに代わって見られるようになったのが、医療的な処理(注射、輸血など)の際に血液の交流が起こって、それによって感染が起きる例で、これを血液感染と呼んでいる。
※この「血液と病原体」の解説は、「血液」の解説の一部です。
「血液と病原体」を含む「血液」の記事については、「血液」の概要を参照ください。
- 血液と病原体のページへのリンク