薩長芸三藩盟約とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 薩長芸三藩盟約の意味・解説 

薩長芸三藩盟約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 03:04 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

薩長芸三藩盟約(さっちょうげいさんぱんめいやく)とは、江戸時代末期(幕末)の慶応3年(1867年9月に、薩摩藩長州藩芸州藩(広島藩)の三藩の間に締結された討幕のための出兵盟約である[1]

慶応2年(1866年)に薩摩藩と長州藩の間で薩長同盟が結ばれると、次いで長州藩の働きかけで芸州藩も同盟に加えられることとなった。薩摩藩の代表として大久保利通、長州藩の代表として木戸孝允広沢真臣、芸州藩の代表として植田乙次郎が出席し、翌年9月17日に三藩の間で出兵盟約が結ばれた[1]。盟約には兵力輸送、出兵配置、攻撃時期などを規定していた[1]。しかし、芸州藩は土佐藩を中心とする公議政体論にも傾いていたため、結果薩長両藩から疎隔されて出兵は延期され、大政奉還と同じ日に薩長に秘密裏に下された倒幕の密勅も、芸州藩には伝達されなかった[1]

脚注

  1. ^ a b c d 薩長芸三藩盟約とは - コトバンク”. 2021年9月18日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  薩長芸三藩盟約のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「薩長芸三藩盟約」の関連用語

薩長芸三藩盟約のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



薩長芸三藩盟約のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの薩長芸三藩盟約 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS