茂岩橋 (十勝川)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 13:59 UTC 版)
茂岩橋 | |
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基本情報 | |
国 | ![]() |
所在地 | 北海道中川郡豊頃町 |
交差物件 | 十勝川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 北海道道320号旅来豊頃停車場線 |
着工 | 1936年 |
竣工 | 1961年10月28日 |
構造諸元 | |
形式 | 変断面下路式ゲルバートラス橋 |
全長 | 946 m[1] |
幅 | 6.0 m[1] |
関連項目 | |
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茂岩橋(もいわばし)は、北海道中川郡豊頃町の十勝川に架かる北海道道320号旅来豊頃停車場線の橋である。豊頃大橋が開通するまでは国道38号の橋であった[1]。
概要
1936年に着工するも、翌1937年の日華事変(日中戦争)の勃発で、ピーヤ4本を打ち込んだだけで工事中止となった。このため。1937年と1940年に当面の交通打開のために一時しのぎの木橋を架橋し、戦後の1951年に帯広開発建設部により工事着手が再開される。1953年12月に中央トラ部332.4mが完成し仮通行(第一次工事完了)。第二期工事は十勝川改修計画の進捗と交通量の激増に鑑み、1957年に高水敷部分の両翼613.4mの架橋工事に着手した。1961年10月28日に橋が完成し、最後の仕上げの為、同年7月から9月25日にかけて橋の通行を禁止し車道の臨時渡し船が開設された[2]。
茂岩橋は1971年時点で日本国内5位、東北・北海道1位のもので、ゲルバートラス3連、ワーレントラス2連、ゲルバーガーター18連が特徴である[3]。現在でも変断面下路式ゲルバートラスの橋梁において国内最長スパンを誇っている[4]。
2023年度には、土木学会選奨土木遺産に選奨された[4]。
脚注
関連項目
- 豊頃大橋 - 当橋と並行している。
- 茂岩橋_(十勝川)のページへのリンク