自己清浄性
点火プラグにおいて、電極部や、燃焼室内のガスに触れる碍子や金属部分に付着するデポジットを自然に取り除くことができる性質をいう。点火プラグでは過濃混合気で運転したり、低温での長時間運転やオイル上がりにより、電極や碍子部にカーボンを主成分とするデポジットが堆積する。デポジットはおもに燃焼により除去される。この機能を発揮する中心電極の温度を自己清浄温度と呼び、650℃近辺である。これ以上の温度になるように点火プラグの熱価を選ぶ。しかし、中心電極の温度が高すぎるとノッキングやデトネーションなどの異常燃焼が起きる。
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