自動織機と飛び杼の自動化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:35 UTC 版)
「シャトル (織物)」の記事における「自動織機と飛び杼の自動化」の解説
自動織機(力織機)の登場によって、飛び杼も自動化されることになった。20世紀の半ばまでの自動織機のシャトル部分(投杼機構、とうひきこう)も、飛び杼の原理をほぼそのまま応用し、人の手で引く動作の部分だけを機械化したようなものであった。 要求される生産量の増加にしたがい、投杼速度を高める技術的な改良が重ねられ、ついには撃ち出されたシャトルが肉眼でほとんど見えないほどの高速で飛ぶようになった。結果として撃ち出しや受け取りの際の衝撃も大きくなり、シャトルの先端部分が金属で強化されることとなった。 初期の自動織機は完全に自動化されてはおらず、緯糸を使いきったシャトルの交換はながらく手作業によって行われていたが、後にはこの交換も自動で行う織機が登場した。
※この「自動織機と飛び杼の自動化」の解説は、「シャトル (織物)」の解説の一部です。
「自動織機と飛び杼の自動化」を含む「シャトル (織物)」の記事については、「シャトル (織物)」の概要を参照ください。
- 自動織機と飛び杼の自動化のページへのリンク