臨川寺 (岐阜県白川町)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 08:33 UTC 版)
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| 所在地 | 岐阜県加茂郡白川町坂ノ東5831 |
| 位置 | 北緯35度36分16.5秒 東経137度9分58.3秒 / 北緯35.604583度 東経137.166194度座標: 北緯35度36分16.5秒 東経137度9分58.3秒 / 北緯35.604583度 東経137.166194度 |
| 山号 | 萬嶽山 |
| 宗旨 | 曹洞宗 |
| 本尊 | 十一面観世音菩薩 |
| 創建年 | 万治2年(1659年) |
| 開山 | 善中春良 |
| 法人番号 | 8200005006634 |
臨川寺(りんせんじ)は、岐阜県加茂郡白川町坂ノ東にある曹洞宗の寺院。山号は萬嶽山。
歴史
寛文3年(1663年)、檀徒の飯盛善助が、本尊の十一面観世音菩薩を寄進した。
明治11年(1878年)、十三世の寛龍の代に平僧地[1]から法地に昇格して現在に至っている。
昭和41年(1965年)3月、本尊の十一面観世音菩薩が白川町の有形文化財に指定された。
薬師堂
文化13年(1816年)11月、字・下岡田に薬師堂が建立された。
建物は三間一尺四方、在地十六歩。
明治3年(1870年)に苗木藩領にあった寺院は苗木藩の廃仏毀釈によって悉く廃寺を強制された。
加茂郡内では、黒川村の正法寺、赤河村の昌壽寺、犬地村の積善寺、佐見村の大蔵寺、小原村の室松寺、大沢村の蟠龍寺、神土村の常楽寺が該当する[2]。
しかし尾張藩領にあった臨川寺には廃仏毀釈は及ばなかったため、廃寺となった寺院から多くの仏像が運び込まれた。
薬師堂の中には、昔の面影が彷彿されることができない程、朽損した状態となっている、由緒不明の木造の仏像や神将像19体が安置されている。
参考文献
- 『白川町誌』 第五章 宗教 第三編 生活と文化 五 元坂ノ東村 ▽萬嶽山臨川寺 p889~p893 白川町誌編纂委員会 1968年
- 『新修東白川村誌 通史編』 第六章 宗教 第一節 社寺・信仰集団 三 仏教の変遷 p961~p963 東白川村誌編纂委員会 1982年
脚注
- 臨川寺_(岐阜県白川町)のページへのリンク