胡瓜の値段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「胡瓜の値段」の解説
バートン版「ザイダーの子マアンとバダウィ人(第271夜)」 東洋文庫版「マアン・ブヌ・ザーイダと遊牧の民の物語(第271夜)」 太守モイーン・ベン・ザイダが狩りに出ていると、太守に胡瓜を売りに来たという老人に出会う。いくらで売るつもりか、だんだん値切って尋ねると、最初は1千ディナールと言っていたが、30ディナールまでになる。そして30ディナール以下なら驢馬を宮殿につっこませてやる、と息巻いた。 そしらぬ顔で御殿へもどった太守は、胡瓜売りを引見してどんどん値切り、30ディナールから、まだ値切った。ここで老人は太守が道で出会った男だと気づき、「驢馬は外につないであるぞ、30ディナールで買うべし」と言った。太守は笑い、1千ディナールから値切っていった値段をすべて足した価で胡瓜を買った。
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