胃原発限局期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 16:06 UTC 版)
MALTリンパ腫の50%は胃に発生する。 H. pylori陽性 H. pyloriの除菌が第一選択となる。除菌療法による奏効率は50~80%である。除菌成功後リンパ腫は消失するまでは多くの場合数か月程度だが、数年かかることもある。 除菌が失敗しても薬剤を変更して再除菌を試みる。クラリスロマイシン耐性菌が増加しているため、クラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更した治療法を用いる。 除菌による奏功後に化学療法を追加しても再発率を下げられないので経過観察する。 リンパ腫病変が残存する場合、リンパ腫による症状を認める場合は、以下のいずれかの治療を考慮する。放射線療法 - 下記の治療法より奏効率は良い リツキシマブ単剤投与 リツキシマブ併用化学療法 H. pylori陰性 放射線療法を行う。 ごく少数で除菌療法の有効例がある。
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