職域加算
別名:職域加算部分、職域加算額
公務員を対象とする被用者年金である「共済年金」で導入されている、年金に上乗せして支給する仕組み。
職域加算は年金の「3階建て」の例えで説明されることが多い。1階部分は基礎年金であり、2階部分は企業であれば厚生年金、公務員であれば共済年金が該当する。企業の場合はさらに企業年金を3階部分として持つ場合があることから、共済年金でも対応する3階部分として職域加算が導入された、という経緯がある。
今日では、職域加算は公務員優遇制度として批判される場合が多い。
2012年3月15日、政府は「社会保障と税の一体改革」の一環である「被用者年金一元化」において、2015年を目処に厚生年金と共済年金を統合する方針を固めたと発表した。15日の発表の中では、職域加算の廃止は決定されず、追って検討することとされた。
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