聖なるものの社会学
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「ミシェル・レリス」の記事における「聖なるものの社会学」の解説
1937年11月にバタイユ、ロジェ・カイヨワとともに、「聖なるものの社会学」のための研究機関「社会学研究会」を立ち上げた。バタイユの秘密結社「アセファル」(およびその機関誌『アセファル(フランス語版)』)にはレリスもカイヨワも参加しなかったが、この2つの組織に共通するのは反ファシズムの思想である。レリスの「日常生活の中の聖なるもの」は、1938年1月8日に開催された社会学研究会の例会で発表されたものであり、日常生活の細部まですべて聖なるものに関わっているドゴン社会について論じた、『ゲームの規則』(全4巻)の発端となる重要な論考である。また、バタイユの愛人でレリスの親友でもあったコレット・ペニョ(フランス語版)(通称ロール)は1938年に35歳で早世したとき、多くの未発表原稿を残しており、このうち、レリスとバタイユが最初に刊行したのが『聖なるもの』と題する遺稿集であった。
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