耳管の形状変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/05 07:05 UTC 版)
ヒトの耳管は、成長と共に形状が変化する。具体的には、成長と共に、長く、そして立ち上がった時に地面に対してより傾斜がついてくる。つまり、幼児の耳管は、成人に比べて短くて、地面に対してより水平なのである。ところで、急性中耳炎の感染経路の中では、まず咽頭などの上気道部に感染が起こり、それが、この耳管を経由して中耳に達したものが最も多いと考えられている。急性中耳炎が10歳以下の小児に多いのは、耳管の形状が成人とは違うことが一因となっていると考えられている。
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