羽入・折原による資料引用をめぐる論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 22:23 UTC 版)
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の記事における「羽入・折原による資料引用をめぐる論争」の解説
羽入辰郎は『マックス・ヴェーバーの犯罪――『倫理』論文における資料操作の詐術と「知的誠実性」の崩壊』において、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』での記述の資料引用の恣意性や手抜きを指摘し、「『プロ倫』はでっち上げであり、ヴェーバーは詐欺師である」と激しく批判した。この著書によって羽入は山本七平賞を受賞した。 ヴェーバー研究者の折原浩はこれに対して、羽入の『マックス・ヴェーバーの犯罪』における指摘自体に多くの錯誤があるなどの問題点を指摘し、「学術書ならぬキワモノ本」と強い批判を加え、『ヴェーバー学のすすめ』をはじめとする複数の反論書を出版した。
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