繊維問屋街 (岩本町・東神田)
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繊維問屋街(せんいとんやがい)は、東京都千代田区岩本町から東神田にかけて繊維や既製服などを扱う問屋が集まっていた一帯の通称である[1][2]。発祥は江戸時代中期といわれ、神田川沿いの「柳原土手」(やなぎはらどて)沿いに古着を扱う露店が多く店を開いていたことに始まる[1][2][3]。
- ^ a b c d e 『東京都の歴史散歩 上 下町』71-72頁。
- ^ a b c d e “既製服問屋街発祥の地”. 千代田区観光協会. 2019年2月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g “町名由来板:岩本町三丁目(いわもとちょうさんちょうめ)”. 千代田区役所 (2014年11月11日). 2019年2月16日閲覧。
- ^ 川本勉「『東京名物百人一首』清水晴風著」国立国会図書館. 2008-10-24. 参考書誌研究. (69). p.19.[1]. 『東京名物百人一首』の翻刻として以下の記述がある。'神田柳原の古着市場 神田柳原(川岸通り)、神田岩本町、芝日陰長は、古着屋が軒を列ね古着市場として知られた。殊に、柳原はつるしの古着屋が多く、「柳原物」「柳原仕立」といえば古着を意味した」「神田柳原の古着市場明治以前より最も名高し又近年ハ官許を得て公然なる市場を建設し年中朝市の盛りなること他に類を見ぬ東京の一名物なり」と記載あり'
- ^ 瓜生政和 編『耶麻登道知辺. 東京の部 上』明治学舎. 明7. p.23[2]
- ^ 佐藤頴吉編『東京独案内 : 図入』平野伝吉. 明14.3. [3]
- ^ 出典『変わりゆくあのまちこのまち』岩本町東神田町会連合会、株式会社ライブン、2005年 P1-2
- ^ a b c 東京都千代田区『千代田まち事典:江戸・東京の歴史をたずねて』千代田区区民生活部、2005年、140頁。ISBN 4902272016。
- ^ 出典『岩本史千代田区岩本町三丁目・神田岩本町の歴史、風景、未来』
- ^ 『岩三史 千代田区岩本町三丁目・神田岩本町の歴史、風景、未来』岩本町三丁目長会、有限会社福山写真製版所、2017年、P20
- ^ 『神田区史』中村薫、1927年、P220
- ^ 『千代田区史 中巻』千代田区役所、奥村印刷株式会社、1960年、P369
- 1 繊維問屋街 (岩本町・東神田)とは
- 2 繊維問屋街 (岩本町・東神田)の概要
- 3 参考文献
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