緯度測定器として使用された可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 03:20 UTC 版)
「ウゥナトークの円盤」の記事における「緯度測定器として使用された可能性」の解説
2013年、ハンガリーのエトヴェシュ大学の研究者は、ウゥナトークの円盤を使用して旅行者が緯度を測定することもできたと主張した。研究者たちは、円盤の北を示す印の上に積み重ねられた一連の非常に短い内接線を指摘したが、必然的に、太陽羅針盤の面を西から東に横切って心射方位線が走っている。この理論では、円盤の使用者は、出発直前の正午に北を示す目印に出発地点を記録して、その後、旅の途中で正午に線を刻んでいって出発点の印と比較する。現在位置の印が出発地点の印と同じ位置にある場合、それは使用者が出発点と同じ緯度を維持して一定の緯度を進んでいることを意味する。出発地の印よりも下に正午の印がある場合は南下していることを意味する。ただし、旅行者は使用するために季節によって正午の太陽の位置が変化するのを考慮する必要があった。 つまり、出発地点の緯度を記録して移動した先の緯度が出発地と同じか、南下したか比較することができる。
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