編入・未編入領域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:16 UTC 版)
「アメリカ合衆国の海外領土」の記事における「編入・未編入領域」の解説
アメリカ合衆国における編入領域とは、合衆国の管轄下にあり、その当該領域の自治体(政府)および住民に対し、(市民権や裁判権など)合衆国憲法が完全に適用されることを合衆国議会が定めた領域を指す。これに対して、未編入領域は合衆国の管轄下にあるが、合衆国憲法の選択された一部のみが適用される。編入領域はアメリカ合衆国の完全不可分な一部をなすとみなされ、占領地域や一時的領有地域とは区別される。 ここでいう「編入」とは当該領域に市や町といった自治体の存在の有無を問うものではない。 ある領域が一旦米国に編入されると、その編入状態が解かれることはなく、独立の承認や他国への割譲といった僅かな例外(リオ・リコ参照)を除いて永久に米国憲法の管轄下におかれる。 未編入領域は、その実態からして保護領ないしは属領 (Protectrate) と呼ばれるべきものであるが、米国内務省は公式には "Insular area"(島嶼地域)と呼称するようになった。
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