総司令部の編制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:48 UTC 版)
総軍は司令部として、(満州軍)・支那派遣軍・南方軍・関東軍は総司令部を、第1総軍・第2総軍・航空総軍は司令部を置き、その長は(満州軍)・支那派遣軍・南方軍・関東軍は総司令官、第1総軍・第2総軍・航空総軍は司令官と称し、陸軍大将が親補される。 総司令部ないし司令部は主に参謀部・経理部・軍医部・獣医部・法務部・兵務部及報道部から構成された。 参謀部 参謀部の長は、(満州軍)・支那派遣軍・南方軍・関東軍は総参謀長、第1総軍・第2総軍・航空総軍は参謀長と称し、陸軍中将又は陸軍少将からこれに充てた。総参謀長は作戦の立案及び司令官に対する助言などが任務である。次席の参謀として支那派遣軍・南方軍・関東軍には総参謀副長(第1総軍・第2総軍・航空総軍には参謀副長)がいる。参謀部は、幾つかの課に分かれ、第1課(作戦課とも。長は高級参謀)・第2課(長は情報主任参謀)・第3課(長は後方主任参謀)・第4課(長は政策主任参謀)がある。このほか高級参謀の下に作戦主任参謀を配置した。 軍医部 長は陸軍軍医少将が就任した(呼称変更前は軍医監)。 経理部 長は陸軍主計少将(呼称変更前は主計監)。 獣医部 長は陸軍獣医少将(呼称変更前は獣医監)。 法務部 長は陸軍法務少将。 その他の部署としては兵務部・報道部・補給監部・情報部・特種情報部・技術部・化学部・築城部・気象部・防疫給水部・測量隊等がある。設置されない総軍もある(関東軍は築城部を建設団に改編した)。
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