組関係論理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:34 UTC 版)
組関係論理 (タプル関係論理) はエドガー・F・コッドにより関係モデルの構成要素として考案された。組関係論理を発想の基としてデータベース言語 (問い合わせ言語) QUELとSQLが設計された。SQLは、コッドの関係モデルと関係論理に忠実に準拠して設計されていないとして、批判を受けることがある。しかしSQLは2008年現在ほとんど全ての関係データベース管理システム (RDBMS) のデータベース言語として採用されている。 組関係論理は、{t | φ(t)} の形式で表される。ここで t は組変数である。φ はどのように条件づけるかを示す式である。データベース述語は R(t) もしくは t∈R として記述される。 組関係論理で使われる演算子は次のとおりである。 論理演算子 ∧ (and) ∨ (or) ¬ (not) ∃ (存在記号) ∀ (全称記号) 存在記号と全称記号は変数を束縛することができる。
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