紫外線防御力の指標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 08:19 UTC 版)
「サンスクリーン剤」の記事における「紫外線防御力の指標」の解説
2010年代までの日焼け止めが防御しているのは UVBとUVAであり、可視光や赤外線からの防御は効率的ではない。 UVB波(波長290 - 320 nm)の防御指標としてSPF値、および、UVA波(波長320 - 380 nm)の防御指標としてPA分類が定められている:38。国際的には、他の指標も用いられている他(後述)、同一の防御指標でもその測定法には地域ごとに微妙な差が存在する場合がある。 国内における測定法については、SPF、PA分類ともに、1 cm2あたり2 mgずつ製品を皮膚に塗布した上での測定をもとにしているが、実際にはそこまで多量には塗布できないことも多く、また塗布された製品は発汗や接触、紫外線そのものによる劣化などによって徐々に失われていく。そのため、指標を過信せず、こまめに塗りなおすなどの工夫を怠らないことが大切であるとされる。
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