紀元前485年、継続する敵意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/19 05:25 UTC 版)
「ローマ・アエクイ戦争」の記事における「紀元前485年、継続する敵意」の解説
ウオルスキとアエクイは、紀元前485年に再びローマに敗北する。執政官クィントゥス・ファビウス・ウィブラヌス は、戦利品を国庫収入としたためプレウブスの怒りを買った。 紀元前484年、ウオルスキとアエクイは再びローマに敗北する。執政官ルキウス・アエミリウス・マメルクスは敵軍を撃破、ローマ軍騎兵は敗走する敵兵を追撃し、多数を殺害した。 アエクイは紀元前482年に再び武備を整えた。紀元前481年、アエクイはラティウムのオルトナを包囲したため、ローマも軍を編成し執政官カエソ・ファビウス・ウィブラヌスが率いた。ローマ軍とアエクイ軍は激突したが、アエクイ軍はローマ軍騎兵の突撃だけで粉砕された。ファビウスはパトリキであり、またファビウス自身がプレブスの歩兵から嫌われていたため、歩兵はアエクイ軍の追撃を拒否した。とは言え、ファビウスとその軍は勝利を収めてローマに戻った。 紀元前479年、カエソ・ファビウスは再び執政官に就任した。この年にもアエクイはラテン人領域に侵入し、ファビウスはこれに対処することとなった。しかしアエクイ軍は彼らの城壁都市に撤退したため、特筆すべき戦闘は発生しなかった。もう一人の執政官ティトゥス・ウェルギニウス・トリコストゥス・ルティルスがウェイイで危機に陥ったとの情報が届いたため、ファビウスは軍を率いて救援に向かった。
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