等級の加算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 00:14 UTC 版)
明るさを加算したい場合、例えば、近接した二重星の測光では、2つの星が出す光の出力を合成したものしか測定できないかもしれない。個々の成分の等級だけを知っていて、その二重星の合成等級をどのように計算するか? これは、各等級に対応する明るさ(線形単位)を足すことで計算できる。2つの恒星の等級をm1、m2、合成等級をmfとすると、2つの恒星の明るさは以下の式で求められる。 10 − m f × 0.4 = 10 − m 1 × 0.4 + 10 − m 2 × 0.4 {\displaystyle 10^{-m_{f}\times 0.4}=10^{-m_{1}\times 0.4}+10^{-m_{2}\times 0.4}} m f {\displaystyle m_{f}} を得るために解くと、 m f = − 2.5 log 10 ( 10 − m 1 × 0.4 + 10 − m 2 × 0.4 ) {\displaystyle m_{f}=-2.5\log _{10}\left(10^{-m_{1}\times 0.4}+10^{-m_{2}\times 0.4}\right)}
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