第3曲 レチタティーヴォ『ああ、われ罪の子』(Ach! ich bin ein Kind der Sünden)
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「イエスよ、汝わが魂を」の記事における「第3曲 レチタティーヴォ『ああ、われ罪の子』(Ach! ich bin ein Kind der Sünden)」の解説
テノール・通奏低音 しかし曲調は減七の和音で暗転する。イエスの元へ到達できず道に迷い、罪の子であることを再認識する。肉体を蝕む病に力尽き、苦悶の様相を深める。数限りない罪を思い返し、絶望の縁で贖罪の祈りが口を突く…「私の悪事を咎めないで下さい、主よ、お怒りを鎮めてください」…この祈りはコラール第5節の引用。それまで不協和音をうなっていた通奏低音が、ともに打ち震えながらアリオーソの祈りに寄り添う。
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