第1楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ ニ短調 4分の4拍子
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「ヴァイオリン協奏曲第2番 (ブルッフ)」の記事における「第1楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ ニ短調 4分の4拍子」の解説
慣例を破ってテンポの遅い楽章から始まっている(《ロマンス》も同様にアンダンテ・ソステヌートで書かれている)が、単なる序奏ではなくソナタ形式で書かれた全曲の中心となる楽章である。ニ短調の主和音の暗い響きで始まり、独奏ヴァイオリンがもの悲しい第一主題を奏し出す。葬送行進曲風のリズムによる経過句が挿入され、ヘ長調で第二主題が提示される。短い展開部は行進曲リズムを中心に扱う。再現部はやや短縮、変形され、コーダはニ短調とニ長調の間を揺れ動きながら消え入るように終わる。
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