第四次通貨交換
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 14:52 UTC 版)
1958年9月15日に公布された米国民政府高等弁務官布令第14号「通貨」により、1958年9月16日から20日にかけてアメリカドルへの通貨切り替えが行われて、B型軍票は廃止された。のちに高等弁務官布令第15号「通貨交換」および同第16号「通貨交換期間の延長」により交換期限が2度にわたり延長され、最終的に同年11月29日まで通貨交換が行われた。 これはアメリカドルの導入(通貨代替(英語版))により外国資本を積極的に呼び込み、雇用創出と新しい技術知識の導入を図ろうとする政策であった。B型軍票を軍票から通常の通貨に転換して沖縄独自の通貨とすることも検討されていたが、前述の理由や手続きの簡便性も考慮しアメリカドルをそのまま導入することとなった。その反面、アメリカドルの発行権はアメリカ合衆国にあるために沖縄独自の通貨政策を取ることは困難となった。 なお、この時点で奄美群島(トカラ列島含む)は既に本土復帰していたため、アメリカドルの導入範囲は沖縄県内のみに限られている。
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