神隠しの正体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 16:15 UTC 版)
「神隠し」の正体は、現実的なものに限れば迷子、家出、失踪、夜逃げ、誘拐、拉致、監禁、口減らし、殺害、事故により身動きが取れないなどが想定し得る。 神隠しには「遭いやすい気質」があるといわれ、子供の場合は神経質な者や知的障害がある者、女性の場合、産後の肥立ちが悪いなど、精神的に不安定な時期に遭いやすかったとされる。 『耳嚢』における神隠しの内容では、隣町で見つかった際、酷く健忘の様子があったと記述されており、記憶障害を示唆している(「神隠しというたぐいある事」)。一方、健忘では説明がつかない話として、『耳嚢』の「二十年を経て帰ってきた者の事」では、便所に入ったきり、行方不明となり、20年後に同じ便所から現れたと記されており、前述と違い、別の場所へ移動していない事例もある。
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