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神蔵器

神蔵器の俳句

山一つあたためてゐる冬すみれ
 

神蔵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 10:18 UTC 版)

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神蔵 器(かみくら うつわ、1927年2月22日 - 2017年7月26日[1])は、東京都出身の俳人。本名・政彰。鶴川村(現町田市)生。明治大学文芸科中退。1947年、鶴川村に移り住んでいた石川桂郎に師事。「壺」「麦」を経て、1962年より桂郎の「風土」に所属。1975年、桂郎の没後「風土集」選者。1979年、「風土」主宰に就任。養父について錺(かざり)職人となっていたが、主宰就任後に廃業した。

2002年、句集『貴椿』により第41回俳人協会賞、2010年、句集『氷輪』により第10回俳句四季大賞受賞。「田や畑や動かぬものに雪つもる」など、物に即して人の心を表出する句風。俳人協会名誉会員、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員。

句集

  • 『二代の甕』牧羊社 精鋭句集シリーズ 1975
  • 『有今』牧羊社 現代俳句選集 1981
  • 『自註現代俳句シリーズ 神蔵器集』俳人協会、1982
  • 『熊ヶ谷』角川書店 現代俳句叢書 1984
  • 『神蔵器集 自解100句選』牧羊社 1986
  • 『木守』角川書店 1993
  • 『心後』角川書店、1994 
  • 『幻』角川書店、1998 ウエップ俳句新書、2003 
  • 『神蔵器』花神現代俳句 花神社 1999
  • 『貴椿』朝日新聞社 2001
  • 『神蔵器の折々の秀句』朝日新聞社 2002
  • 『月の道』角川書店、2006 
  • 『波の花』ウエップ 2004
  • 『氷輪』角川書店 2009
  • 『月虹 句集』角川書店 2012

代表句

  • 吊革に手首まで入れ秋暑し
  • ちちろ鳴く壁に水位の黴の華
  • 旭の中にいきてゐて蚊帳はづさるる
  • 末寺とて七草までを休みをり

参考文献

脚注

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