神経ステロイド活性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:28 UTC 版)
「テストステロン」の記事における「神経ステロイド活性」の解説
テストステロンは、その活性代謝物である3α-アンドロスタンジオール(英語版)を介して、GABAA受容体の強力なポジティブアロステリック調節因子となる。 また、テストステロンは、神経成長因子(NGF)の受容体であるTrkA(英語版)およびp75NTR(英語版)に高い親和性(約5nM)で拮抗する。テストステロンとは対照的に、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)とDHEA硫酸(英語版)はこれらの受容体の高親和性作動薬として作用することが知られている。 テストステロンはσ1受容体(英語版)の遮断薬である(Ki=1,014または201nM)。しかし、受容体への結合に必要なテストステロンの濃度は、成人男性のテストステロンの総循環濃度(10-35nM)を遥かに上回る。
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