神秘的な誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 16:58 UTC 版)
父ドルパダとドローナは幼い頃ともに遊び、学んだ間柄であった。しかしパンチャーラ王となったドルパダは訪ねてきたドローナとの友情を否定して追い払った。怒ったドローナはクル国へ行き、クル族の王子たちの武術師範となり、王子たちが成長するとパンチャーラ国を攻めさせ、国土の半分を奪い取った。これを怨んだドルパダは特別な祭祀を行い、ドローナを殺せる息子を得ようとした。その結果、祭火の中からドリシュタデュムナが現れ、祭壇からはドラウパディーが現れた。ドラウパディーが生まれたとき、姿無き声が響いてきて、「将来この女性によってクシャトリヤは滅亡に瀕し、神々はその目的を遂げるであろう」と予言した。彼女は肌が黒かったので「色黒のドラウパディー」(kṛṣṇā-draupadī、クリシュナー・ドラウパディー)と呼ばれ、絶世の美女に成長した。
※この「神秘的な誕生」の解説は、「ドラウパディー」の解説の一部です。
「神秘的な誕生」を含む「ドラウパディー」の記事については、「ドラウパディー」の概要を参照ください。
- 神秘的な誕生のページへのリンク