社会的死
別表記:ソーシャルデス
英語:social death
「社会において存在が受容されない状態」や「存在が社会と分断され孤立している状態」を指す意味で用いられる表現。社会においては「死んでいるも同然」といえる状態。通俗的には「今後まともな社会人として生きてゆけない境遇」程度の意味で「社会的死」の語が用いられることがある。たとえば、ろくでもない事をして逮捕され、実名が報道されて、その名前と逮捕歴がネット上に永遠に残ることになり、もはやまともに就職して普通に暮らすことがかなわない状況。日陰者として生きる他ない状況。
「生命活動は維持されているが生者というよりもむしろ死者と見なされているかのような扱いを受けている状況」を「社会的死」と呼ぶこともある。この社会的死は「生物学的死」あるいは「臨床的死」と対比される。
救急医療の分野では、医師による判断(死亡宣告)を仰ぐまでもなく死亡と判定できる状態を「社会死」という。いわゆる「法的な死」と対比される概念。
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