磁気量の次元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 14:31 UTC 版)
ガウス単位系は、磁気量の単位に電磁単位系と同じ単位を用いている。静電気量と磁気量で異なる単位を用いると言うことは、静電単位系とも電磁単位系とも異なる量体系に基づいていると言うことである。電磁単位系では、ビオ・サバールの法則が係数を含まないように、磁気定数が μ0 = 1 に選ばれている。しかし、静電単位系と電磁単位系の基づく量体系(および国際量体系)では、電気定数と磁気定数とが ε0 μ0 = c−2 により光速度 c と関係付けられており、ε0 = 1 と μ0 = 1 が両立しない。これらを両立させるために、ガウス単位系の基づく量体系では種々の方程式に光速度 c を挿入することで解決している。 そのため、静電気量と磁気量で同じ次元を持つ量がある。例えば電場の強度と磁束密度が同じ次元を持つ。
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