破壊発光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 01:07 UTC 版)
破壊発光(英: Fractoluminescence)は結晶が(摩擦を受けるというより)破壊されることによって起こる発光であるが、しかしながら破壊は摩擦を受けて発生することが多い。英語では、fractoluminescenceはtriboluminescenceの同義語として用いられることがある。結晶の原子構造および分子構造によっては、結晶が破壊される際に片側は正の電荷、反対側は負の電荷というように電荷分離が発生することがある。破壊発光においても摩擦発光と同じように、十分な電位が電荷分離によって生じた場合、界面に挟まれた気体を通って放電が発生することがある。どの程度の電位でこの現象が発生するかは、容器内の気体の誘電体特性による。純水からつくられた氷から、破壊発光は観察されている。
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