研場(とぎば)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 02:07 UTC 版)
冷却後、中身を取り出すと、湯道棒の先に多数の銭が結合した、いわゆる枝銭ができる。銭を取り外し角棒に通し、まとめて縁に鑢がけを行いバリを取る。さらに目戸切と称して中央の穴を仕上げ、豆の汁で煮て付着した砂を取り、縄でこすり光沢を出して仕上げた。 出来上がった銭貨は検査場にまわされ、合格したものは銭緡(ぜにさし)にまとめて金蔵に納められた。銭貨は時の銭相場に応じて両替商に売却されることにより発行された。
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