矢野切手とは? わかりやすく解説

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矢野切手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 20:42 UTC 版)

矢野切手(やのきって)とは、第二次世界大戦太平洋戦争)中の1942年日本軍占領下のビルマ(現在のミャンマー)で臨時発行された切手である。個人の認印が図案になった切手は世界的にも稀であり[1]、そのため俗称としてこの名がある。


  1. ^ 同様の判子による切手としては日清戦争直後の台湾で日本による植民地化に対し蜂起した台湾民主国発行の切手など、多数存在するが、たいてい国名もしくは郵便事業組織名と額面があり、矢野切手のようにいずれも欠如したものはない。
  2. ^ インド・パキスタン・ビルマでかつて用いられた通貨単位で、ルピーの16分の1を示す単位。リーダーズ英和辞典(第2版、1999年)による。インド・アンナ英語版ビルマ・ルピービルマ語版英語版ルピー軍票英語版も参照。
  3. ^ 土屋里義、参考文献18頁
  4. ^ 一部にしかすかしがないため、切手によってはすかしのあるものとないものの両方存在する。
  5. ^ 土屋里義による参考文献によれば、1966年に1シート70枚の偽造品が出回ったほか、偽造品も数種類存在するという。ただし印鑑の字体や目打の穴の間隔で真贋の判断は可能だとしている。
  6. ^ さくら日本切手カタログ2011年によれば、評価額は未使用で9000円、使用済で13000円(いずれも状態のよい場合)であるが、実際はこの額よりも安く購入できる可能性もある。


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