皮膚試験限界希釈法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:35 UTC 版)
「プリックテスト」の記事における「皮膚試験限界希釈法」の解説
皮内試験とも呼ばれ、この皮膚試験限界希釈法(Skin end point titration; SET)は、アレルギー反応を測定するために、濃度を増加させながらアレルゲンの皮内注射を用いる。重度のアレルギー反応を防ぐために、テストは非常に希薄な溶液で開始される。10分後、皮膚の小さな腫れである膨疹の成長を測定する。10分間で2 mmの成長はプラスと判定される。その場合、応答を確認するために高濃度の2回目の注入が行われる。終点は、膨疹のサイズの増加を引き起こす抗原の濃度で、確認的膨疹が続く。膨疹が13 mmより大きくなる場合、これは主要な反応と見なされるため、それ以上の注入は行われない。 アレルゲン皮下注射による減感作療法を行う際も、開始時の濃度閾値を決定するために同アレルゲン希釈系列の皮内テストを行う。
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